学生時代に学んだ英語や多言語を仕事に活かしたいと考えると、貿易営業はまず浮かぶ仕事かもしれません。

違う仕事に就いたけど貿易の仕事にチャレンジしてみたいとか、今の貿易の仕事より条件の良いところに行きたいと考えている人も少なくはないと思います。

今回は、貿易営業の転職を成功させるためのポイントや注意点について紹介します。

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貿易営業の転職で狙い目な会社の4個の特徴

貿易営業へ転職するにあたり気になるのは、どういうところをチェックするのか、どういうところが狙い目なのかだと思います。

詳しく紹介していきます。

資格について言及がある

資格取得もしくは資格保持に対して募集内容で触れている会社は、資格を持っていることで優遇され基本給の査定にプラスに働く傾向にあります。

社内のトレーニングや資格取得に関して奨励している

社内のトレーニングや資格取得でスキルアップできるように働きかけている会社の場合、実際にトレーニングや資格取得をしてスキルアップすることでこちらも基本給のベースアップの査定にプラスになります。

資格を取得した場合の昇給が明記されている

募集内容をチェックしていると、例えば通関士を持っていたら基本給にプラス10,000円などと明記している場合、基本給にプラスαで毎月支給してもらえます。

役職を募集している

大きく年収アップを狙うなら、やはり役職を募集しているところへ応募することが良いでしょう。

役職となるとハードルは高く、経験年数を指定しているところや必要としている資格を必ず持っていないと応募すらできないケースもありますが、要件を満たしているのなら狙い目ではあります。

貿易営業で上手に転職するための8個の注意点とは

貿易営業に転職するためにどんなところに注意を払うべきなのか?実際に転職が決まった時にはどこに気をつけておくべきなのか?はとても気になることだと思います。

ここでは、転職した際に注意するべきポイントを紹介します。

退職の前の準備は早めにすること

転職すると決めたのであれば、面接活動と並行して退職前の準備を進めていくことをおすすめします。

退職前の準備と言っても、転職先が決まっていないのに「辞める」と会社に伝えることではなく、取引先の情報や提出した資料を一つのフォルダーにまとめたり不要なファイルを捨てたりと、いざ転職先が決まった際に引き継ぎしやすいように準備していくことを指します。

退職の日まで手を抜かずにしっかりと働く

最近多いのですが、転職先の会社から今の会社に電話で本人の就労状況を確認することがあるようです。

その際、転職が決まってからサボっていたり今の会社に対してマイナスの効果を与えていると、知らない間にその情報は伝わってしまいます。

円満に次へ移るためには、退職の日までしっかり働くこと、また今の会社に感謝の意を込めて誠心誠意尽くすことが大切です。

退職の意思を伝えるタイミング

転職先が決まったら、まず最初にやるべきことは退職の意思を報告することです。

もちろん直属の上司に伝えるべきなのですが、タイミングは大切です。

上司が忙しい中伝えるのは人によっては嫌がりますし、退職の意思を伝える場所もなるべくなら上司と二人で話せる、他の人に聞かれない場所を選ぶ必要があります。

現行の会社での引き継ぎ

転職するに際して、やはり現行の会社での引き継ぎは大切になります。

転職が決まったからと言って、全てを放棄してしまうと悪評が転職先へも流れる可能性があり、働く前から評価が悪い、場合によっては採用見送りのケースもあります。

一度は採用してもらった会社なのできちんと引き継ぎをし、取引先や上司に挨拶をして立つ鳥跡を濁さずの状態にしていきましょう。

現行の会社の悪評や社内情報を漏らさない

転職したからと言って、前の会社の噂、社内情報や悪評を転職先で流すのは良くありません。

自身の評価が悪くなりますし、何より仕事を始める前に信用を失います。

新卒採用ではなく即戦力であること

転職先では分からないことだらけですが、新卒採用と違い転職の場合は即戦力として採用されていますので、新卒採用のように会社がおんぶに抱っこで様々なことをアレンジしてくれているという考えはやめましょう。

新卒気分で出社してしまうとあらゆる部分でギャップを感じてしまい、こんなはずではなかったと思いがちになりますので、新卒採用ではなくあくまでも即戦力として買われたという意識を持つように注意しましょう。

経験による勘に頼らない

転職先の仕事で、今までの経験上ここはこうだと思うシーンによく出くわします。

ただ、今までの会社と転職先の会社が同じ処理や対応とは限らず、その会社独自の方法があったりしますので、経験による勘で勝手に判断してしまわないようにしましょう。

新しい職場の人と積極的にコミュニケーションする

新しい職場は知らないことだらけです。

今までのようにはいきませんし、何より周りの方々のサポートが必要となりますので必ず積極的にコミュニケーションをとるようにしましょう。

転職で採用された場合、新卒採用のように同期が何人もいてまとまってトレーニングをしたり、周りが日程をアレンジしてくれるわけではありません。

もちろん、ある程度基本的となる社内ツアーであったり社内ルールであったりは上司や先輩が教えてくれますが、即戦力で採用されている以上あまり深くまで関わってはもらえません。

そのため、周りの人とは積極的にコミュニケーションをとり、1日でも早く新しい職場に馴染むように努力する必要があります。

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まとめ

貿易営業へ転職して成功するには、意外と他の仕事の転職とも共通していることが多いようです。

成功させるためには、なぜ転職したいのか?

転職した先で何がしたいのか?を明確にしておくことはもちろんですが、転職前の会社に対して感謝の意を込めて一生懸命引き継ぎや残りの仕事をこなすことも大切です。

ただ、どれも決して特別なことではなく普通のことではあります。

特別なことをしなくても、きちんとやるべきことをやるだけで、次のステップへの成功はグッと上がります。

以上の注意点やポイントを参考にしてチャレンジして頂けたら嬉しいです。

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