2021年3月22日

出版社の営業の求人をよく見かけませんか?

未経験者歓迎、学歴不問など、会社に希望通り入りやすいイメージがありますが、実際のところどうなのか気になりますよね。

今回は「出版社に向いてる人の9個の特徴」と「その力を活かせる職種・仕事」を解説いたします。

ご自身の得意・不得意な点と見比べながら、就職・転職活動の一助になれば幸いです。

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出版社営業とはどんな仕事?

出版社の営業とは、発行する雑誌・フリーペーパーなどの出版物に広告を出しませんか?と営業をかけ、獲得していく仕事です。

更に、広告のお申込みを頂いた後には、クライアントのニーズに沿った広告誌面の制作も行います。

柔軟な営業力とクリエイティブな制作能力が求められています。

出版社営業の大まかな仕事内容

一言で広告と言っても種類は様々です。

チラシ、雑誌、フリーペーパーなど発行する媒体によって広告の種類が異なってきます。

チラシは1Pの内容を自由にデザインできる、いわゆる「純広告」というものです。

対して雑誌やフリーペーパーには、純広告の他に枠売りの「記事型広告」というものがあります。

これは、枠サイズに対して文字数や写真点数が決まっている代わりに、撮影費や製作費が純広告に比べて安く抑えられるというものです。

このように広告の種類は様々ですが、チラシ、雑誌、フリーペーパーに共通して営業のタイミングがあります。

新店舗のオープン、もしくは新メニューの発表など、世間に広く告知する必要がある時期です。

そのような時を見逃さず、まずは対象クライアント(広告業界ではお客様のことを「クライアント」と呼ぶことが多い)に電話でのアポイント取りからスタートします。

とりあえず話を聞いてもらわないことには広告を頂くチャンスすらもらえません。

ひたすら電話での連絡件数をこなします。

大体10件かけて1件アポがとれる、というような感覚で構えていましょう。

アポが取れたらそのクライアントに直接会い、広告のご案内に行きます。

弊社がどんな媒体なのか、発行部数、読者層、特徴などを細かく説明。

その上で、どのような広告プランを展開するのか、ざっくりと説明します。

次に、クライアントの業況のヒアリングを行います。

新規出店なのか、新メニューの発表なのか、集客の増加が目的なのか、目的の違いによっては広告のイメージや打ち出し方が異なってきます。

上記を行った結果、弊社が持つ媒体とクライアントのニーズに応えられる広告イメージが出来上がった時初めて両者の利害が一致し、クライアントから広告出稿のお申込みを頂きます。

ここまでが、広告を獲得するまでの流れです。

ここからは、広告獲得後、広告制作の段階に入ります。

まず、クライアントとのより綿密な打ち合わせを行います。

打ち出し内容をどんなものにするのか、特徴を個性として読者に伝えるためどの部分を強調するのかなどです。

飲食関係のクライアントなら、店舗の内観を見せてもらい、どのアングルからの撮影がベストであるのかを打ち合わせます。

美容関係のクライアントなら、施術写真を写すためにどのような構図が良いのか、模擬で実技をしていただく場合もあります。

撮影カット数や原稿内容がまとまり全体イメージが固まったところで、撮影日時の決定をし撮影カメラマンを手配します。

当日は撮影カメラマンに事前の打ち合わせの内容を共有し、カメラマンの視点から再度ベストな角度や構図を模索してもらい、撮影を進めます。

撮影が終わると、いよいよ原稿の制作に取り掛かります。

撮影写真をページに当てはめ、読者の関心をより集められるよう原稿内容をまとめていきます。

出来上がったら初稿をクライアントへメールで送付。

滅多にありませんが、メールアドレスを持っていないクライアントには手持ちで校正を取りに伺います。

クライアントとの原稿内容、ショップデータ、電話番号など、情報の校正の後、校了です。

発売月には出来上がった出版物を納品します。

ここまでが出版社の営業としての一通りの作業になります。

この1サイクルを毎月10件以上というのが一般社員の平均的な獲得ノルマになります。

出版社営業が向いている人の9個の特徴とは?

現在、事務職や受付など営業職とはかけ離れた仕事をしているけれど、自由な時間の使い方ができる営業職に興味がある人もいれば、家族や友人に「営業の仕事に向いている」と言われるけれど自分ではよく分からず不安な人もいると思います。

それでは、営業職に向いている人はどのような特徴を持っているのかについて紹介させて頂きます。

紹介した特徴におおむね当てはまるという人は、営業職に転職することを前向きに考えてみてはいかがでしょうか。

人と話すのが好き

対人営業として、コミュニケーションスキルが必要になってきます。

コミュニケーションスキルと言っても、難しく考えることはありません。

人と話をすることが好きな人、会話のキャッチボールができる人、という点が営業職には求められます。

小奇麗な人

クライアントとの信用が第一の営業職は、第一印象がとても大切です。

髪はボサボサ、スーツはよれよれ、靴はボロボロな営業マンが自身のところに営業に来たとして、広告を任せようと思いますか?

身だしなみは広告営業に限らず、営業マンとして当然のマナーの一つです。

計画的な人

出版社の営業は、営業から制作まで約1ヶ月の中で仕上げていきます。

しかもその中で、来月、再来月の見込み客のアポとりや営業を進めなければいけません。

結果として複数のタスクを同時に進めていくことになります。

ある時には、クライアントの急なスケジュール変更で、こちらのスケジュールを強制的に変更しなければいけない場合もあります。

そんな時にも臨機応変に対応できるように、常に計画を立て、優先順位をつけ、実行していく必要があります。

自己分析ができる人

複数のタスクを同時進行で進めていく中で、出版社営業は今月の目標(ノルマ)を達成していかなくてはなりません。

その場合多いのが、目標が達成できなかったという結果をただ報告し、次の行動をどのようにするのか何も考えないことです。

目標が達成できなかった時には、「来月は頑張ります」ではなく、何故達成できなかったのかを自己分析する必要があります。

達成できなかった理由を知り、ではなぜその行動をしたのか、もしくはしなかったのかを詳細に自己分析していくことで、来月に向けての行動が決まってきます。

「目標に対して乖離した動きをしていた」「アポの件数が少なかった」など反省することで、では来月は週に何件の案内をかけ、アポをとり、セールストークを磨いていこうというようなプラスに考える思考が身についていきます。

目標を見据えた自己分析は出版社の営業として必要不可欠です。

好奇心が旺盛な人

広告の制作時に重要になってくるのが、クライアントのビジネスに興味・関心を持てるか、ということです。

興味・関心を持つことで初めてクライアントのビジネスの得意・不得意な点が浮き上がってきます。

得意な点はより強調して不得意な点は補いながら誌面を制作することで、クライアントのビジネスを魅力的に訴求することができるのです。

新しいものに敏感な人

広告営業において、重要なクライアント層に「新規出店」という項目があります。

新規出店のお店は新規顧客獲得のための認知を広げるという、広告出稿のニーズがあります。

新しいお店には高い確率で広告ニーズがあるので、新しいもの・ことには敏感に反応し、アンテナを張っていきましょう。

また、新店情報は既存クライアントにとって市場のニーズや流行を探るための重要なツールです。

情報力がある営業マンとして求められるためにも、情報を得るための努力をして損はありません。

常に勉強をし続ける人

クライアントのビジネスに興味・関心を持ったのなら、クライアントの受け売りの知識だけでなく、世間の一般論を勉強しておく必要があります。

何故なら、クライアントからの売り情報を消費者が求めている目線・視点での提案力を持って、広告に仕上げていくからです。

そのジャンルに興味を持ったのなら、そのジャンルの歴史・背景から、競合店、利益率を勉強し把握しておきましょう。

そうすることで、自然とそのジャンルに対して意識のアンテナを張り情報が集まってくるようになります。

すると、クライアントへの有益な情報の提供にも繋がり、クライアントからの信頼度アップへと繋がっていきます。

活字媒体が好きな人

出版社営業では、クライアントへの営業力のみならず、情報の編集力も求められます。

そのような時に、普段から本や新聞、雑誌を読んでいれば、語彙力が自然と身についており、豊かな表現力を発揮できます。

「伝えたいことを、伝える」ことは実はなかなか難しい仕事です。

自分が感銘を受けた文章やキャッチコピー、広告などは、写真やスクリーンショットですぐに見られる携帯の写真フォルダに保存しておくことをおすすめします。

探求心がある人

一つのジャンルを語れる出版社営業は強いです。

というのも、一度クライアントと広告などで取引を始めたのであれば、それからは自分がそのクライアントの広報担当になったようなものです。

友達や会社の同僚に「どんなお店なの?」と聞かれた際には自信を持っておすすめできるお店として紹介していきましょう。

そのためにも、クライアントのビジネスはクライアントの視点で考え、そのジャンルで成功できるようにより深く知識を得る必要があります。

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出版社営業のスキルを活かせる職種・仕事にはどんなものがある?

さて、ここまで「出版社の営業」としての必要スキルを書いてきましたが、出版社営業のスキルを活かせる職種・仕事にはどんなものがあるのでしょうか。

各社広報部、広告代理店

出版社の営業の主な仕事は「広告収入」を頂くことです。

したがって、雑誌の誌面制作に限らず、TV、ラジオ、チラシ、SNSなど広告媒体は様々です。

各媒体の特性を理解しながらクライアントのニーズに最適な提案をしていく中で、クライアントの広報として仕事をしていきます。

総合的な広告提案をができるという点で、出版社の営業スキルは幅広い分野の広報部で役立ちます。

コンサルティング

ただクライアントに「こんな企画があるのですが、広告を出していただけませんでしょうか」と案内をしたとしても、タイミングが合った時にしかご出稿はいただけません。

クライアントの最近の業況(平均的な来店人数・来店客の年齢層・人気メニューなど)をヒアリングし、広告の提案をクライアントが抱える「課題の解決策」として提示する必要があります。

したがって、課題に対する総合的なソリューション営業力がクライアントの信用を得、また広告出稿を後押しする形となります。

出版社の広告営業を通して、コンサルティングやマネジメントのノウハウが身につくことは必然です。

編集者

出版社の広告営業にとって広告を預かる上で重要なことの一つに、「打ち出しネタの情報価値」という点が挙げられます。

というのも、雑誌であれば、100ページ程の全体ページ数の中のたった1ページに目を留めてもらう必要があります。

ページを開いた際、目に飛び込んでくる一瞬のキャッチフレーズや写真、全体イメージはとても重要です。

これはクライアントの業態のヒアリングの結果打ち出す内容が決定するのですが、その内容を一目で良い印象に留めてもらうために、広告営業が「良いネタ」として磨き上げ、より魅力的に作り上げていくものなのです。

そのジャンルでの一般消費者の傾向や世間の動き、ニーズなど普段からアンテナを張り、消費者目線とクライアント目線の対等の立場から客観的にものを見ることで、伝えたいことを正確に消費者に届けていきます。

イベント運営

先にも申しましたが、出版社の広告営業はクライアントの業種に限りがありません。

ファッション誌、住宅情報誌、結婚情報誌など専門誌は別として、地域情報誌などはジャンル問わず対象リストとして数えられます。

そのため、各ジャンルのクライアントに接触し、知識を広く豊富に持つことで人脈が広がり、イベントの開催から出店舗の決定まで首尾よく進めていくことができます。

イベントの企画・運営は幅広い人脈があってこそ成し得るものです。

各種手配は非常に細かく大変なものでもありますが、大多数の消費者に店を知ってもらえるとあって、クライアントからは広告費と同じような形で出店料を頂きます。

各ジャンルで繋がりがある出版社営業だからこそ、やりやすい仕事でもあります。

これから出版社営業の仕事をはじめるには、どうしたらいい?

さて、ここまで読んで頂けた方々には、出版社の営業という職種について少しはご興味を持っていただけたのではないでしょうか。

出版社営業の仕事を始めてみたい、と考えた方のために、出版社営業にたどり着くまでの道筋をお教えいたします。

出版社営業の仕事で就職するために

出版社営業の仕事に就職するためには、ここで働きたい!という強い意志がないと門前払いを受けるかもしれません。

というのも、自分の時間を確保しながら働けるとは言え、やはり労働時間や仕事内容が過酷な職業でもあるからです。

それでも「関わってみたい」「表現してみたい」「形に残る仕事をしてみたい」というような憧れの意志は力強く背中を押してくれます。

職場には同じ境遇を乗り越えていく仲間もいます。

まずは自分の気持ちを深く見つめ直して、本当に出版社営業に就きたいのかよく考えてみてください。

それでも気持ちが変わらないのであれば、はじめに読書の習慣を持ちましょう。

本でなくても活字媒体であれば、どんな内容もいずれあなたの力になります。

次に、好奇心を存分に発揮し、新しいモノ・コトに敏感に反応し、何にでも興味を持つ習慣をつけましょう。

自分がもともと好きなことはそれ以上に探求し、今まで知らなかったことは興味・関心を持つことからスタートします。

普段から興味・関心を持ち「なぜ?」と疑問に持つことを習慣にすることで、クライアントの業況をヒアリングする際の情報収集能力が向上していきます。

必要なスキルや経験は?

出版社営業に実際に必要なスキルや役に立つ経験など、お話します。

コミュニケーション能力

営業職全般に言えることですが、クライアントと会って話をすることから商談が始まります。

会話のキャッチボールができない人とは会って話したいとは思いませんよね。

ですので、コミュニケーション能力は必須になってきます。

加えて、出版社営業は広告を出す上でのクライアントの目的(集客なのか、認知拡大なのかなど)をはっきりさせ、且つ店の個性を強調し、より魅力的に訴求しなければなりません。

オーナーの着地したいポイントなど、会話を重ねる中で気づき、広告へ反映させなければなりません。

そのような点からも、特に「聞き上手な人」は、クライアントのニーズを自然と引き出せるとあって、即戦力になる可能性が高いです。

飲食店での接客経験や対人販売などの経験は、出版社営業に活きてくるでしょう。

状況対応力、臨機応変さ

クライアントのニーズは時と場合によって様々です。

その多様なニーズにすぐに応える必要はありません。

もちろん、すぐに応えられる営業はより求められていますが、それよりも、クライアントのニーズに対してどのように対応していくのか、という点がクライアントとの信用の構築に繋がっていきます。

例えば出版社の広告営業の場合、広告を作る際に「このレイアウトの変更をお願いしたいのですが」というような要望をクライアントから伺うことが多々あります。

その場合、既存のレイアウトを変更することで生じる問題点や利点などを的確にクライアントに伝え、その上で、変更しても問題はないかどうか、というすり合わせが必要になってきます。

この作業を入稿スケジュールを守りながら進めていく必要があるため、その場で対応できることであれば、できるだけ処理したいところです。

要点をまとめる力

出版社の営業で特徴的なのが、何かしらの制作物を作ることかと思います。

その場合、何を主として伝えたいのか、を簡潔にまとめる必要があります。

というもの、クライアントにとって広告費は、オーナーの給料から出す貴重なお金です。

すると、一つの広告の中にアレもコレもなど、構成内容を沢山入れたいという気持ちが先走ります。

打ち合わせの際に内容をまとめたつもりであっても、やっぱりこの内容も入れてほしいなど、よくある注文の一つです。

そのような時こそ、要点をまとめる編集力が求められます。

編集力と言っても、深く考えるほど難しいことではありません。

その広告を見た消費者の観点に立って、その広告をパッと見た時の印象をイメージします。

そのイメージが、クライアントが目的としていたものに寄り添えているかを考えます。

違う場合は何が違うのか、どのような観点から見た結果このような伝わり方のように思えますなどと具体的な例を挙げてクライアントに説明すれば、クライアントも目的を見失わずに制作を進めていくことができます

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まとめ

長く書きましたが、いかがでしたでしょうか。

出版業界は、夜遅くまで仕事をしている、ハードな仕事量、というようにブラック企業のイメージが強いと思います。

しかし、最近では深夜12時をまたぐ人は少なくなってきているのではないでしょうか。

筆者の勤めていた会社も、営業職は入稿スケジュールさえ守れば自分のペースで仕事をして良いという社風だったため、追い込みのない時期は定時で帰っていました。

世の中には、様々な価値観を持った人がいます。

住む場所やライフスタイルなどが違うのですから、人の数だけ価値観があって当然です。

そのような価値観の違う人たちにできるだけ沢山会いましょう。

そんな生き方があるのか、そんな考え方があるのか、と学習しながら仕事をしていく出版社営業は本当に楽しいです。

筆者は、関わらせて頂いたクライアントたちのおかげで、自分が本当に人生をかけて突き詰めていきたい仕事が見つかりました。

出版社営業は広い知識を得て多ジャンルのクライアントに関わっていく、面白く素敵な仕事です。

この記事が少しでも出版社営業に就こうと考えている人たちの支えになれれば幸いです。



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